知る人ぞ知る!島原手延べ素麺の「ふし」って何?
共有
「島原手延べ素麺」と聞くと、真っ白で細く、ピンと伸びた美しい麺を思い浮かべますよね。でも実は、その製造過程で生まれる「一番美味しいところ」を地元の人たちがこっそり楽しんでいるのをご存知でしょうか?それが今回ご紹介する「ふし」です。
☆職人の棒にかかっていた「曲がり角」
島原手延べ素麺は、2本の棒に麺を掛け、職人が少しずつ引き延ばして作ります。その際に、棒に直接かかっていた「折れ曲がった部分」だけを切り落としたものが「ふし」と呼ばれます。普段私たちが食べているのは、上下の棒の間の「まっすぐな部分」。一方で「ふし」は、くるんとカーブを描いた独特の形をしています。職人が麺を引き延ばす際に一番力が加わる場所であり、いわば「手延べの証」そのものなのです。
☆なぜ「ふし」が愛されるのか?
実は地元では、素麺本体よりも「ふし」を好んで食べる人も多いほど人気があります。その理由は、なんといっても独特の食感にあります。モチモチ感となめらかでツルンとした喉ごしで口当たりがとても良いのが特徴です。熟成された麺の旨みが詰まっているので、汁物に入れると深みが増します。


↑そうめんのふし ↑うどんのふし
☆オススメの楽しみ方
オススメの食べ方は、なんといってもお味噌汁やスープの具として入れると、麺の旨みが溶け出し、汁物自体がワンランク上のご馳走に変わります。他にも、マカロニの代わりにサラダにしたり、お好み焼きに入れたり、冬は鍋に入れても煮崩れせず、最後まで美味しくいただけます。島原の職人が守り続ける伝統の「端っこ」を、ぜひ一度味わってみてください。

